不健康な税理士

税理士は不健康

 

繁忙期になると定時に帰られないことも多く、忙しくしている人がほとんどだと思う。

ありがたいことに、私自身はそのような環境で仕事をしたことがない。

期限に追われることはあっても夜遅くなることもなかった。

 

体調は崩れる

そんな環境でも体調は崩れた。

もしかして、労働時間と関係ないところに原因があるのかも。

そういえば、社長に説明することがとても苦手だな・・・。

なんでこんな数字になっているんだ!

説明の意味がわからないんだけど。

なんて言われてしまった日には、よく家に帰って泣いていた。

年数が経ち、だんだんと説明することには慣れてきたが

毎度、相手に対して構えて話すというくせがついてしまっていた。

すぐに返事をしなきゃ。しっかり話さなきゃ。

と、自分に言い聞かせている。

パソコンを何時間も見続け、イスから動かない。

集中していると呼吸が浅くなっている。

仕事中だけではなく、家に帰っても緊張した状態のまま過ごしていた。

気づけば何かの勲章みたいな、ストレートネックを手に入れ。

あー、10年後もこのままかぁ・・・。

生活を変えようにも変える元気もないし・・・。

結局何もできなくて、気づいたときには体調を崩していた。

 

あきらめること

本をたくさん読んだり、健康に良さそうなことはいろいろとしてみたけど

あんまり変わらなかった。

結局、振り出しに戻ってしまう。

もう、もとに戻れないんだ・・・。悲しい・・・。

あきらめた。

なんだか戻ろうともがいていることに疲れた。

けれどもじわじわと、自分に正直になろう!

という新しい考えが生まれてきた。

そう思ってからは、自分のこころに聞いてみる時間が増えてきた。

それって本当にやりたいこと?

無理していない?今、楽しい?

そしたら、いままで自分のこころの奥にあったものが見えてきた。

誰かの軸に合わせたり、背伸びするからつらいのか〜。

こんな仕事しかできないかもしれないけれど、よかったら一緒にやりませんか〜。

 

・・・これが自分っぽくていいのかも。

 

気づくこと

そう思うようになってから少しづつ

 “しっかりしなきゃ”の呪いから解放されるようになってきた。

人に会う時は、その相手に身をゆだねてみる。

なんにも話さない時間も大切にしてみる。

こころに余白をつくってみる。

そうすると、リラックスした状態で過ごせることに気づいた。

おだやかな時間を相手と共有することもできる。

もしかして、相手もそんな気持ちになってくれているかもしれない。

これからは、ゆったりとした時間のなかで

自分の歩幅で 自分の軸で 楽しみながら

仕事ができたらいいなぁと思う。

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